イネ科

すっぺらぴっちょん

続:VRMモデルになってVRMモデルに憑依するVRアプリを作ったお話

はてなブログでストレートなエロ表現はNGだった気がするので、伏せ気味で書いていきます。

前回

sesleria.hatenadiary.jp

配布先

sesleria.booth.pm

VRM憑依ちゃんとは?

MtoFのTSF体験に特化したVRアプリケーション。ゼリージュースとか憑依とか入れ替わりとか、そういった単語にピンと来る方のニーズは満たせるものになった。TSFについては以下を参照。

TSFとは (ティーエスエフとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

初回公開時からの差分

R18的な内容が多いので、少し伏せ気味にするが、シャワーやお風呂に入ったり、トイレに入ったり、ゴムを咥えて装着したり、ソロプレイ、本番行為を女性側の視点で体験出来るようになっている。こだわったポイントは液体表現。VRでパフォーマンスを出しつつ、それなりにリアルな表現ができた。

有料版の公開について

実装したかった機能をほぼ全て載せ終えたので、BOOTHに有料版(三人称カメラを使用可能)を公開した。しかし、現状のVRMの状況を踏まえ、価格については気軽に手を出せないようにしてある(JPY4,980)。これには理由があり、無償公開するとVRMファイルを悪用したバーチャルリベンジポルノ映像が大量に生成されてしまうという懸念事項があった為(VRMファイルはUnity環境があればメタ情報を改竄し放題なので)。あと5000兆円欲しかった。はい、自意識過剰です。TSFプレイにおいて、自分が映っている動画を見返すという経験は非常に重要なので、第三者視点カメラ本来の使い方はそういう方面にある。
副産物ではあるが、VRM憑依ちゃんを使えばVRMモデルを一時間かけずにPornhubデビューさせることが可能。 VRoidはえろい。

・参考動画の迂回リンク
せすれりあ on Twitter: "プロモーション的なやつ。他にアップ出来るところなかったんや・・。 3DCG Movie(I shot it with a VR application I created.) https://t.co/wYDAoaDr7O"

今後について

現状、TSF-VRアプリケーションについてはあまりニーズがないようなので、開発については中断。未来を行き過ぎた。自分用にアップデートは続ける予定。自動で声を出す機能はつけたい。フィードバック皆無なのはつらいので、直近エロに寛容になったSteamあたりで売り出して、ガンガンレビュー貰うのが正解なのかもしれない。Steamは1タイトルリリースで1万円近く必要らしいので躊躇している。

アダルトVRアプリ開発(VRMモデル使用)の課題について

・ユーザの顔が見えない
体験版のDL数はそれなり(計200~300)にあるが、不具合等のフィードバック等については0件。Boothでにレビュー機能が無いのが原因かもしれないが、VR内でのエロ自撮りをSNSにアップするカルチャーが成長していないという側面があるのかもしれない。Twitterを使用して開発風景を都度公開していて気付いたのだが、ストレートな表現については共有されにくいが、閲覧数は伸びるという謎現象が発生する。TSF界隈においては、Footjobの動画が人気だった。人類は潜在的にすけべであることが証明された。

VRMモデルの体格差のキャッチアップが難しい
一部行為についてはIKで補正しているが、ユーザの手動調整が必要な場面が出てくる。性器のアタッチとか行為中のポジションとか。VRMファイル自体に、性的表現可否のメタ情報はあるが、VRM自体はアダルト表現に特化しているわけではないので、当然ではある。

・特定のVRMモデルに依存しがち
これは開発の側面上、仕方のないことだが、現状、性的に扱いやすいモデルがVRoidのみであり、一部機能(脱衣)についてはVRoidに依存してしまっている。また、性器のアタッチについてもVRoidがベースとなっているので、個人製作のVRMモデルで正常に動作する保証がない。

得た知見

VRゲームにおけるアダルト表現において必要なUnity知識。ProBuilderの使い方(小道具や性器のモデリング)。エロ表現において重要な箇所、具体的にはモデルのクオリティ、ライティング、サウンドエフェクト、小道具(鏡やおもちゃなど)、液体表現、アニメーション(カメラの都合上、首をあまり動かさないようにする)、性器の表現、モデルの表情制御、没入感を高めるVRカメラの視点、モザイクの有効的な使い方。エロは加算ではなくて乗算。結果としてVRMモデル(特にVRoid、鎖骨の作り込み等を含めて、えっちなので使いやすい)を性的に扱う技術。

得た経験

世界最速(自称)でVRMモデルに性器(男女)をアタッチしたり、いろいろな液体を出させたり、VRoidモデル(中身俺)をPornohubデビューさせることが出来た。大事なものをいろいろ失った。失いすぎた。デバッグの度にVR内で犯されるの、最初は楽しくても、途中から辛くなってくる。

開発風景など

2019年4~5月のメディアツイートを追いかけると、ひどい絵面が大量に拝めます。
twitter.com