イネ科

すっぺらぴっちょん

Oculus Quest初のR18オンラインVRアプリを作っているお話

Quest版のVRChatもR18だった気がするので、タイトルは間違っているかもしれない。

はじめに

性の壁を越えたVR体験を深めるべく、VR空間内で性行為を追体験(1vs1)出来るオンラインVRアプリケーションを作っているので、2019/6/30迄の期間でテスターを募集しています。興味がある方がいらっしゃれば、Twitter@sesleriaに連絡ください。DMも解放しておきます。
同期されるのは動きとエモートのみなので、プライバシーについては保護されます。VoiceChat機能はついておりません。また、現時点でこのアプリケーションをパブリック公開するつもりはありません。アバターは男性、女性の二種類を用意しており、起動時に選択可能です。アバター使用権限がEveryoneのVRMモデルを持ち込んで頂き、私が中身を操作するなどのプレイにも応じます(セットアップにお時間を頂戴します)。 男性アバターについては股間に水鉄砲がアタッチされています。要望があれば女性アバターにもアタッチします。
また、要望があればOculus RiftやHTC VIVE向けの実行ファイルもご用意できます(未テストなので人柱ですが)。リアルなお知り合いとプレイしたい方についてのみ、ルーム設定を固定したAPKのみを提供可能です(ただし、使用期限を決めさせていただきます)。同じ空間内で座標を合わせて使用したい場合などに便利です。ただし、キャリブレーションを使用した座標を同期してのプレイについては危険が伴うので、完全に自己責任となります。

2019/7/1 開発は一旦凍結です。テストに協力して頂いた方、ありがとうございました。
2019/7/15 PC向けのパッケージを用意しました。Questより描画が良い感じになります。OculusRiftで動作確認済みです。その他VR機器(Vive等)についてはキーバインド未確認です、人柱になりたい方もどうぞ。

ちょっと攻めすぎたのか、テスターはあまり集まらず。実際にオンラインでプレイした感触としては、やはりボイスチャット無しでのコミュニケーションは難しいと感じました。指差しカードなんかを用意すると良かったかも。しかし開発のモチベーションについては初日の募集開始から急に湧き上がってきたので、初日から最終日まで機能については大幅にアップデートされました。具体的には以下の機能が増えています。

  • 立ち系の体位を複数実装。3点トラッキングとの相性が良い
  • アニメーション中に、首だけ動かせるように。ドキドキ感が半端なく向上
  • Height調整機能。応用すると対面座位が駅弁っぽくなったりする。便利
  • 母乳機能、着替え、脱衣機能、肌テクスチャ変更機能
  • お部屋デザイン変更機能
  • 便利GUIの実装。両利き対応
  • VRChatライクの移動・回転機能
  • 胸タッチ時の振動機能
  • 体験スケールの調整機能
  • アニメーションの速度変更機能
  • バイスによるアバター固定を廃止。3種類の中から選択できるように

PC向けのみの追加機能

  • 性器の表現を変更、モザイクを追加
  • 三人称カメラの設置。カメラについてはVR内、またはPC上のマウスで操作可能。OBS等と組み合わせて録画可能

実際の流れ
・APK、またはPC向けアプリを配布
・APKについては事前にインストールして頂く。PC向けの場合は実行するだけで動きます
・時間を合わせてログイン(20時~25時の間で10分~30分ほど?)

今後の課題的なメモ

背景

  • Unityを触り始めて四か月程になっていたので、そろそろオンラインVRアプリを作ってみようと思い立った。
  • Oculus Questが予想以上に伸びている(1台目のVR機器として買っている方が多い!)ので、新規VRユーザの方に特殊な体験を提供したかった。
  • Oculus Quest(StandAloneVR)のメリットを生かし、どこでも使えるオンラインアプリケーションを作ってみたかった。
  • Oculus Questを二台用意し、座標を合わせれば、現実の空間においてもアバターと触れ合える、つまり現実世界を上書き出来るアプリケーションを作りたかった。
  • 積み重ねてきた知見を一番生かせる分野だった為。

技術的な話

2019/6/25 時点においては、これと言ってなく、正直モックレベル。PUN2の良い記事があったので、参考にして作成。まだ2ページ前半までしか読んでいないので、まだまだ進化の可能性を残している。RPCも未使用。ルームも固定の一部屋。無料枠で遊べちゃうPhotonは強い。 3点トラッキングで表現不可能な行為についてはゲーム内スキルの形、つまりアニメーションで補間している。アニメーション再生中も常に視点は一人称なので、そこが他のVRアプリと異なる点。
また、リアルタイムで相手の髪の毛や胸に触れるというのも一つの特徴。現時点ではお互いの体の両手に付けたVRMSpringBoneColliderGroupを相手の胸や髪の毛に加えているだけだが、胸同士が物理干渉したり、前腕とも反応したりするようにするとリアリティが出るかもしれない。

ソーシャルアダルトVRの現状について

アダルトVRについては日本が牽引というワードをよく見かけますが、ソーシャルなアダルトVRにおいては海外の方が圧倒的にシェアを取りつつあると思っています。日本は表現の規制が多すぎるのも一つの要因にありそうです。軽く調査した感じですが、VRChat(アダルトに特化しているわけではないが、内部でそういった行為は行われている)をはじめとして、以下のようなサービスがあります(3dxchatは厳密にはVRに特化していない)。

3DXChat - Multiplayer 3D Sex Game
ViRo.Club | Virtual Romance Club

最後に

R18な知見を根掘り葉掘りオープンに書ける意味でのTumblrの復活を所望。はてなブログガイドライン的にはこういった話題はぎりぎりセーフのようなアウトのような気がするので。

こういったアプリ開発もゴーストエンジニアリングの一環なのかしら。